狩野芳崖『悲母観音』初の重要文化財指定作品【掛軸】【通販・販売】
■技法:ピエゾグラフシルクスクリーン ■素材:【本紙】絹本彩色 【天地】準金納戸牡丹 【中廻し・風帯】正絹合金二重蔓牡丹 【軸先】本金唐草透銀座 【箱】柾目桐印籠箱 ■寸法(約):【画寸】縦100.5×横43.6cm 【軸寸】縦185×横59cm ■制作発行:日本美術出版株式会社 ■お届けは受注から約1ヵ月後。
■発送手数料は1点につき660円(税込)をお申し受けます。
「絵画・掛軸」商品一覧にもどる狩野芳崖『悲母観音』初の重要文化財指定作品 「人生の慈悲は母の子を愛することなり。
観音は理想の母なり」。
天下の芳崖がその死の4日前まで全精力を傾けた不朽の名作 ! あふれ出る観音の慈悲と母の包み込むような温もり 狩野芳崖 ■生まれ出づるみどり児に生命の功徳水を注ぐ観音菩薩。
流れるような金色の天衣をまとい、 瑞雲に浮かぶその姿は神々しくも温もりに満ちあふれています。
近代日本画の父として名高い狩野芳崖が、その死の4日前まで全精力を傾けた不朽の名作「悲母 観音」。
日本美術を高く評価した美学者、アーネスト・フェノロサは「聖母マリア像に肩を並べる」と絶賛し、近代日本画壇の重鎮・岡倉天心は「近世にこの絵 画に比べ得る作品はない。
過去のすべてを超えている」という最大級の讃辞を贈ったことはたいへん有名です。
この度はピエゾグラフシルクスクリーンにて壮麗 な色彩を克明に復刻! 原画と同じく浄土のように美しい世界を完璧なまでに蘇らせることに成功しました。
細密に描かれた装身具(瓔珞) ■「人生の慈悲は母の子を愛することなり。
観音は理想の母なり。
万物を起生発育する大慈悲の精神なり」—。
芳崖は初の重要文化財に指定された本作に寄せ、このような言葉を遺しています。
母と妻を敬愛した芳崖は妻の逝去後、その心情をますます高揚させ、母性への礼賛を画に込めていきます。
そして、その精神を御仏の心へと昇華させたのが、この歴史的金字塔なのです。
微笑を浮かべる観音様のお優しそうなこと。
そして、円光(えんこう)の中で一心に見上げる善財童子(ぜんざいどうじ)の瞳は母の愛を感じ取っているかのように無垢な魂を感じさせます。
※香炉はイメージです。
さらに、今際の際で芳崖が盟友・橋本雅邦(がほう)に託した金砂子(きんすなこ)の蒔き付けも再現されており、天上界とはかくたるやと感嘆するほどのきらめきは感動的です。
間近でご覧いただけば、高貴、崇高という言葉を超えた壮麗さに感涙を禁じ得ないでしょう。
■世界美術史上に燦然(さんぜん)と輝く「悲母観音」を、驚異の細やかさで描かれた天衣から善財童子を包み込む円光の透明感あふれる色彩まで、最新技法により復刻。
新絹本(しんけんぽん)を用い、原画が持つ気迫が見事なまでに蘇りました。
これぞ、まさしく日本が世界に冠たる至宝です。
ぜひこの機会にご所蔵いただき、観音様の包み込むような慈悲の御心を感じ取ってください。
柾目桐印籠箱入り。
近代絵画の父 狩野芳崖 略歴 激動の幕末から明治にかけて活躍した巨匠・狩野芳崖は、橋本雅邦とともに近代日本画を切り開き、「竜虎」とならび称された。
東京美術学校(現・東京藝術大学)の創立に努めるが、開校目前に、肺炎のため死去。
絶筆「悲母観音」は近代日本画の「原点」として重要文化財に指定された。
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